混載便とチャーター便の違いは?料金の違いや
混載便とは、一度に大量の荷物を同じ目的地に運ぶ輸送方法の一つで、人件費や燃料代をカット出来るため、通常のチャーター便より比較的、運賃を安く済ます事が可能です。
※チャーター便とはお客様(荷主)がトラック1台を貸し切る方法で、引越し業者の主な輸送方法の一つです。
たとえば、1台貸し切りで家具を運搬すると、全ての経費をお客様が負担する事になりますが、混載便ではこの経費を利用者同士で少しずつ出し合うことから、別名では割り勘便とも呼びます。
安くなる額は利用する業者、また日時や家具のサイズ、数量により異なります。
一例として、配送する大型家具が3点あり、区間は北海道〜福岡までの長距離を運んだ例を挙げます。
まず、運送業者の場合、大型タンスを1点で58000円、食器棚を1点で28000円、カウチソファーを1点で73000円で計約16万円が相場費用です。
しかし、混載便を採用している引越し業者に依頼したら7万円まで減額になり比較すると9万円の差額が出たケースもあります。
つまり、混載便を使う長距離の輸送を得意としている業者だと独自の配送ルートも多い為、運賃を安く上げれるという事です。
(運送業者は1点毎に料金が発生しますが、引越し業者はトラックで料金を計算します。)
ただし、費用面ではお得感があっても、輸送方法から見て、チャーター便より不利点もあるのでこちらも確認して下さい。
まず、対象者を絞ると、
- 大きな家具や家電が複数点ある方
- 配送先が長距離の方かつ都市圏への輸送の方
- 到着日程には融通が効く方
この3点を説明します。
大きな家具や家電が複数点ある方
上述した通り、1点を個別で運ぶより、複数点あるなら一気にまとめて運んだ方が個数あたりの費用が削減されます。
(ただし、点数が多すぎると他の荷主の荷物が減り料金が上がったり、受け付けのお断りや個別にチャーター便を借りた方が安くなるケースもあります。)
配送先が長距離の方かつ都市圏への輸送の方
配送には車両以外に鉄道によるコンテナ便を使う業者もあるため長距離には強く近距離には不向きになります。
(また、一般的に大都市から大都市への輸送する需要が多いため、荷物も集まりやすく料金も安くなりやすい。)
到着日程に融通が効く方
混載便は、ある程度の荷物が集まらないと出発できない為、到着まで1週間ほどの期間を要する場合があります。
(集荷日の日程や時間指定は出来ても、到着日の予定をつかみにくい。)
稀に起こるトラブルとして、荷物の積み替え回数が増えるため、紛失や破損が起こることもあるので契約前には保証の確認は必要です。
家具一つ配送する場合でも、色々な輸送方法があるので、家具配送の料金比較を参考にして、1社に絞らず得意な業者を見つけることが費用の節約のためには肝心です。